日生劇場の最近のブログ記事

ミュージカル「ジキルとハイド」

2001年、2003年、2005年、2007年と、鹿賀丈史主演で見てきたミュージカル「ジキルとハイド」。お気に入りのミュージカルナンバーも沢山有る大好きな作品です。
最高のジキルで封印しておこうと思いキャスト一新の今回は、本当は観る予定は無かったのですが、アターソンが大好きな吉野圭吾さんと聞いてサッサと封印解いて参戦。いざ日生劇場へ!
三銃士でロシュフォールを演じ怪我をされた圭吾さん。昨年11月の三茶世田谷パブリックシアターでの江戸の青空~弍~『惚れた晴れたの八百八町』以来の圭吾さんにお会いできて幸せ。あの至近距離の登場場面だけで大満足。階段を軽快に上がり下りする圭吾さん。ダンスのシーンではいつも通り女性を美しく見せてくれる圭吾さん。目尻のしわが少し増えたけれどこれも叉美しい横顔に憂いを加え素敵。燕尾服・ステッキがお似合いで動きもエレガント。最後にハイドを制御できなくなったジキルに銃を向ける圭吾さんの背中の演技は素晴らしい。肩の小刻みな震え銃をもつ右手の表情は、親友アターソンの無言の叫びと嘆きを訴えかけてきます。
四季退団の石丸さんを拝見するのは初めてです。ジキルとハイドの二つの声を操り熱唱する歌唱力は凄いな~。本当に大変な役だと思います。もう少し色気があれば2幕目のルーシと歌う 「It's A Dangerous Game」は官能的で素敵になるのに惜しい。このナンバーも好きなので残念。
まる兄を慕う濱田ルーシーの迫力と情熱・妖艶さで歌い上げる歌唱力に押され気味で勿体ない。「This Is The Moment」は聴きごたえが有りました。この曲を聞きたいからこのミュージカルを見ると言っても過言ではないくらい好きなミュージカルナンバーです。アルベールビルオリンピックのテーマ曲として使われたこの曲はいつも岡君のCDで聞き慣れているのですが・・・

ジキルとハイド.jpg石丸幹二&濱田めぐみ&塩田明弘 三氏のアフタートークショーも有り楽しかったです。
このトークショーで石丸王子は黒の自前のお扇子を出し扇ぐのですが・・・やっぱりこの王子は色っぽくないのです。バタバタと粗い風をおくる人なのです。もう少し所作が美しくなると素敵なのにな~。強い声で歌い上げてくる濱田ルーシーは歌唱力も演技力も素晴らしい。個人的にはマルシアのルーシーよりも好きです。気温差が激しい乾燥が凄いこのシーズンに演じる石丸さんと濱田さんの歌唱力は凄い。ご本人たちはこの声を保つ秘訣は「うがい」を強調するけれどきっと自己管理も徹底しているのでしょうね。プロって凄い!しかしワイルドホーン氏の曲は好きなものが多いけれど難曲が多いですね。大作ミュージカル「ジキルとハイド」です!!

ミュージカル「ジキル&ハイド
2012年3日6日(火)~3月28日(水) 日生劇場

ラ・カージュ・オ・フォール

今年のミュージカル観劇第一段は「ラ・カージュ・オ・フォール」昨年再演が決まった段階で、H子ちゃんにお願いをしていました。1月生まれの母の誕生日プレゼントに明るく楽しいミュージカル作品を贈りました。育ち盛り?で大きくなった母にはサイズレスのプレゼントがここ数年続いてます。ま~不要になったり着れなくなっても捨てることが無い「感動」のプレゼントはエコだし地球に優しい?と自負しておりますがどうなんでしょう?結構母本人は忘れることも多く微妙な部分もあるのも確かです。
H子ちゃんの御陰でお席もスペシャル!母はマエストロの塩田さんとも握手をしてもらい大感激!
H子ちゃんは、本日会社を休んで一緒にお付き合い下さり至れり尽くせりで本当にありがとうございました。お陰様で親孝行できました。

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劇場で嬉しい再会もあり幕が開く前から大興奮です。平日の昼間なのに満席御礼。その昔に岡田眞澄・近藤正臣主演で見た作品ですが・・・そうそう今は亡きGRCの友竹正則氏も出演されてましたね。還暦を過ぎた鹿賀さんと市村さんのゴールデン・コンビでおくるこの作品は毎日でも通いたいくらい楽しい。実際観劇後のお客様が又チケットを買い求める列が出来ていました。とにかく明るい!楽しい!誰も死なない!見た人全員が元気になれるHAPPYになれるミュージカルです!鹿賀さん最高!
そして日々進化している舞台です。夫婦愛・家族愛・同性愛・人類愛・・・「愛」あればこそ?
永遠のテーマ「愛」ですよ「愛」。そして人間素直にありのままで生きれば良いのです!
フムフム!個人的には一幕のザザがお化粧をしながら歌う「マスカラ」という曲が大好き!
まつ毛が上がれば人生も上がる?一理有るな!!実証済みです。
お陰様で今朝5時起床の母も居眠りをすることも無く大感激でした。H子ちゃん本当にありがとう!!母上様!末永くお達者で人生を謳歌しましょう!

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ラ・カージュ・オ・フォール
2012年1月7日~1月29日 日生劇場

滝沢歌舞伎 again

お誘いを頂き本日2度目の「滝沢歌舞伎」を見に日生劇場へ足を運びました。

又タッキー1.jpg
前回拝見したのが四月七日でした。今日も満席!当日券ももちろん無し。「チケット譲ってください」のカードを持った女子が数名立ってました。
又タッキー2.jpg結構演出ほか・・・変わっていました。舞台は生きています。千秋楽まで進化し続けるんでしょうね。絶対に「同じ」が無いから好きな芝居は毎日劇場に通いたい。瞬間美です!この一瞬を共有できる感じが大好きです。前回、白塗りしながら発したタッキーの御言葉「赤西仁!又留学!」には会場大爆笑でしたが今日のアドリブはちょっと下ネタ。言ってから照れるタッキーが可愛い。
それをからかうJr.も可笑しいのです、とにかくまとまりの有る仲の良いカンパニーです。
滝沢座長締める処はしっかり締め緩むところは個々に任せてます。今日はグランドサークルでの観劇だったので、舞台の全体が見渡せ楽しみ倍増!二回目だと余裕を持って見られるから新たに気付く事も有り新鮮でした。横の扉が開いてトッツーが入って来た時は心臓ドキドキでした。
一幕目のお七の場面での赤い布を腕に巻きつけたフライングは無くなっていました。二幕目の屋良君との殺陣は前回よりもバージョンアップして見応えがありました。屋良君のダンスも前回よりテンポアップし切れがありました。本当に彼にはダンスの神様が乗り移っている。何度見ても魅了されます。

又タッキー3.jpg      一階ロビーに飾られた御祝のお花。ロング公演なので胡蝶蘭が多いですね。

滝沢歌舞伎
日生劇場 2010年4月4日(日)~2010年5月8日(土)
東京都千代田区有楽町1-1-1 電話番号 :03-3503-3111

滝沢歌舞伎

今日は、日生劇場へタッキーが演出・座長を務める「滝沢歌舞伎」を見に行ってきました。

滝沢歌舞伎1.jpgご縁があり新橋演舞場での4年間なさった「滝沢演舞場」も全て見せて頂いているので、彼の成長ぶりを感じる素晴らしい舞台でした。初日の怪我のニュースも心配をしましたが、いつも通りの派手な殺陣と見事なフライングにあの舞台上での白塗り、美しい女形への変貌も楽しめました。

滝沢歌舞伎2.jpg滝沢歌舞伎3.jpg第一部での和太鼓のパフォーマンスもなかなか見事です。和のテーストたっぷりで世界進出を意識した作品に仕上がっています。ジャニーさんとタッキーの夢が感じられる舞台です。
先月の帝劇「SHOCK」でも活躍していたダンスの上手な屋良朝幸君のパフォーマンスは素晴らしいです。彼を通してNO.2の重要性を改めて感じます。「SHOCK」も「滝沢歌舞伎」も屋良朝幸君の存在が無ければ全然違うトーンダウンしたものになっていただろう。座長を凌ぐ位の存在感・存在理由の有る屋良朝幸君でした。小学生のJr.の子に「タッキーおじさん」と呼ばれていたのは大変微笑ましい。
座長としての意識も見識も高い「滝沢歌舞伎」でした。久しぶりに大好きなトッツーにも会えて嬉しい楽しい1日となりました。小さい子から慕われるタッキーの人間性も垣間見れるステージです。
箱が新橋演舞場から日生に変わった事で100%「和」の雰囲気から「洋」の要素をたっぷり入れた演出も若い世代には見やすく新たな歌舞伎ファン層が広がれば良いですね・・・

滝沢歌舞伎
日生劇場 2010年4月4日(日)~2010年5月8日(土)
東京都千代田区有楽町1-1-1 電話番号 :03-3503-3111

今日は、日生劇場へ染五郎さんと愛之助さんの話題の再演「染模様恩愛御書 細川の血達磨[そめもようちゅうぎのごしゅいん]」を見に行きました。

好き日生3月衆道1.jpg禁断の世界「衆道の世界」を覗き見て参りました。ボーイズラブ歌舞伎! と評判ですが、このお二人の美しいポスターを拝見しただけでドキドキします。

好き日生3月衆道2.jpgタイトルにも有るように「染」「愛」染五郎さんと愛之助さんの愛と忠義の物語。他にも市川猿之助一門から、市川猿弥、市川春猿、さらに上方から上村吉弥・・・芝居が盛り上がる豪華な顔合わせです。どこの劇場に伺っても女性客が8割以上の昨今ですが、本日の日生劇場は9割以上が女性客でした。 
この作品には「衆道」と「火事場」という大きな2つの柱があります。大川友右衛門(染五郎)は浅草寺の美しい小姓の印南数馬(愛之助)を見染め忘れられなくなる。友右衛門は浅草寺に日参し、ついに数馬の袖に恋文を忍ばせる。友右衛門は侍の立場を捨て中間・袖助に身をやつして、数馬がいる細川家で奉公する。足軽に取り立てられた日、ついに数馬と再会。歌舞伎には珍しいストレートに描いた純愛。たまたま恋の対象が男性だったのでしょうが、運命の恋です。
数馬の部屋へよばれ、袖助と数馬はお互いの気持ちを確かめ契りを結ぶ。そして数馬は自分の父の敵討のために力を貸してほしいと頼み、お互いの腕を切りつけ、血の約束を交わす。
この場面は、スクリーンで映されたお二人の妖しい立ち位置・脱がせの場面・影が重なって倒れる瞬間は、客席からはため息や歓喜の声・照れ笑い・・・普段の歌舞伎座では、絶対に聞えて来ることの無い擬似音が聞こえて来ました。そしてその興奮した観客の反応を楽しみながら染&愛の演技は、どんどんエスカレートして行くのです。
面白かったです。まさに舞台と観客が創り出す空気感・臨場感なのです。男同士の恋愛が中心ですが、いろいろな愛が混在する芝居です。
2幕目最後の火事場のシーンでは、燃え上がる屋敷の内で、友右衛門の助太刀で仇の図書を討ち果たす数馬。安堵したのも束の間、家康公から本領安堵を許された御朱印状を入れた宝蔵にまで火の粉が移り、友右衛門は一人宝蔵へ入っていきます。格好良すぎの染五郎さん。
この辺りから、年配女性客と染五郎ファンからのすすり泣きが始まります。鎮火の後、越中守や数馬が友右衛門を案じていたが、友右衛門の焼けた亡骸が発見されます。
実は友右衛門は、自分の体にふりかかる火の粉をはらいながら、やっと御朱印を見つけていた。だが逃げ出すのに間に合わないと覚悟した友右衛門は、腹をかっさばき、臓物をとりい出し、その中に御朱印状を隠し、命を犠牲に守り通したことが分かる。という凄惨な場面で有りますが、クライマックス、火中の宝蔵に駆け出して割腹した友右衛門。火に巻き込まれる場面では場内がまるごと火に包まれたよう。客席にも上からスモークが焚かれ、そのスモークをあちこちから茜のライトが照らす。鳴物は響き、場内に激しく吹き上げられた金色の紙ふぶきにライトが当たってまぶしいくらい。まさに炎上する宝蔵を友右衛門とともに体験することになる。夢・幻の世界を体験できます。劇場火災体験イリユージョンも出来る今月の日生劇場です。
大道具・照明のスタッフの御苦労・進化も見どころの一つです。
忠義も愛・殺された父親や妹への仇打ちも愛。男同士の愛が男と男の誠実や信義に昇華していく過程が大変面白い芝居です。

好き日生3月衆道3.jpg37歳の染五郎さんと38歳の愛之助さんが、手をつないで花道を歩く。
違和感の無い綺麗なお二人。恋人同士!楽しそう・・・もう一度見たい作品です。

通し狂言 染模様恩愛御書 細川の血達磨[そめもようちゅうぎのごしゅいん]
日生劇場 平成22年3月6日(土)~26日(金)
東京都千代田区有楽町1-1-1
電話番号:03-3503-3111






昨晩は、日生劇場へ赤西仁・STARLIVE・「友&仁」へ行ってきました。
劇場内へ入るだけでも長蛇の列、GOODSを買うのも大混雑です。

友&仁1.jpg日生劇場は、まるでクラブの様でした。特に1階のステージ前には、丸テーブルが置かれ
ドリンクサービスもありました。開演前は、外人ダンサー「4LIFE」をはじめ出演者が客席を歩き
パフォーマンスで盛り上げてくれました。なかなか良い雰囲気でSHOWはスタート。

友&仁2.jpg入り口で、歌う曲の英語の歌詞が配布されました。そう80%が英語の曲でした。
エフェクターを使いながらの歌唱力は、「?」の部分もありましたが、なかなかの出来でした。
仁ちゃんが好きな音楽・進みたい音楽のベクトルや彼の世界観が少し垣間見れたような充実の
ステージでした。久しぶりに仁ちゃんのダンスも堪能できましたが、彼の友人ダンサーを始め
みなさんのダンステクニック・レベルの高さにビックリです。
KAT-TUNでは、見られない彼の透明感が感じられた素敵な時間でした。
ショーとしての完成度も高く入手困難なチケットなれどもう一度見たいな~と思いました。
クリスタルケイとのコラボ「WONDER」「LOVEJUICE」「BANDAGE」「CARE」1部の最後は、
特に良かったです。 二部のダンス中心のステージも大満足!ha-haも懐かしかったです。
制服から私服に着替えた高校生・台湾や香港からのファンを始め日本全国から元気な女の子達が、大集合してました。まさに参加型のコンサート。

友&仁3.jpg赤西 仁 STAR LIVE 「友 & 仁 You&Jin」 
日生劇場 2010年2月7日~2010年2月28日
 

シェルブールの雨傘

今年最後の舞台納めは、日生劇場での「シェルブールの雨傘」です。 宝塚退団後はじめての舞台となる白羽ゆりさんが、カトリーヌドヌーブが演じた「ジェヌヴィエーヴ」を演じると言う事で楽しみにしておりました。今も昔も1番好きな女優さんは、カトリーヌ・ドヌーブ」です。年齢を重ねる毎に豪華で存在感のある素敵なフランスを代表する大女優!

シェルブール1.jpg映画「シェルブールの雨傘」はリアルタイムでは見ておりませんが、今年初めに渋谷でデジタルリマスター版の上映があり通ってしまいました。ジャック・ドゥミ監督の「戦争の影に脅かされる儚いラブストーリー」をミッシェル・ルグランの美しいメロディが胸を打つ普及の名作です。
舞台ではどんな風になるのかな~と期待でいっぱい。話の流れはほとんど映画のままでしたが、あの謝珠栄演出で、名作映画のイメージを損なわずに、より人間ドラマとしての厚みを加えた舞台に仕上がっていました。
シェルブール2.jpg井上芳雄君は初恋にのめりこむ優しい若者だったギイが、過酷な戦いと失った恋の痛手で荒む姿を演じて迫力を感じさせる。歌唱はドラマティックで、戦闘のなかでジュヌヴィエーヴへの愛を叫ぶソロは圧巻。エリザベートでルドルフを演じていた青年は、成長をしていますね・・・。
又 音域が広がりソプラノに伸びがあるジュヌヴィエーヴ役の白羽まりさんは、16歳から妊婦姿、子持ちの人妻というプロセスを自然に演じ分け、見事な歌唱力でした。謝先生が演出と言う事もあり 今回も場面から場面を繋ぐダンサーたちのレベルの高さや、ダンスとマイムで演じられる市井の人々の日常が、メインストーリーに陰影をつけ、さまざまな人生への視点を浮かび上がらせています。出会いのシーンで、雨の降る中ギイがジュヌヴィエーヴに渡す・・・ギイの傘はアンサンブルが演じる様々な人達の手に渡って行き、最終的にはギイの手元に戻ってくる。それぞれの人生や愛が傘によって表現されています。2009年LASTを飾る舞台には最適でした。
1月3日に歌舞伎座初日観劇からはじまった今年の舞台・・・最後は、ミュージカル「シェルブールの雨傘」でした。又来年も素敵な舞台・作品との出会いがありますように・・・と願っております。


ミュージカル「シェルブールの雨傘

《東京公演》2009年12月5日(土)~12月28日(月)、日生劇場
《大阪公演》2010年1月14日(木)~17日(日)、シアターBRAVA!


ジェーン・エア

今日は、日生劇場にミュージカル「ジェーン・エア」を見に行きました。

日生劇場1.jpg
ジェーン・エア2.jpgあのシリアスな文学・課題図書でもあったシャーロット・ブロンテの文学が、どのようにミュージカルになるのか大変興味がありました。今回は期待よりも興味本位で劇場へ。
脚本・作詞・演出の全てがジョン・ケアード氏です。日本では「レ・ミゼラブル」「ベガーズ・オペラ」の演出等で有名な方です。
知的で道徳心に溢れる前向きな自立したジェーン・エアを演じるのは松たかこさん。
等身大の松さんに重なるところも多く本当にピッタリのはまり役です。
影のあるちょっと野卑な貴族・・・甘く危険な香りのロチェスター公を演じるのは、橋本さとしさん。
松さんにしっかりリードされながらの好演でした。
ジェーン・エア3.jpg今回の日生劇場は、特別なお席が用意されていました。
舞台と客席の関係をより親密度の高いものにしたいというジョン・ケアードの演出意図から、
舞台を客席に張り出し、ステージ上にも客席(ステージプレミアシート=SP席)を設けています。
S席と料金が同じですので、舞台の上からお芝居と客席をみるなんてそうそう出来る経験ではないので、このSP席でご覧になるのをお勧めします。
絶対に遅刻をしない人のみですが・・・・。
派手な演出・ダンスの無いミュージカルですが、ジェーン・エア・ロチェスター公の心の機微が、
美しい旋律・複雑なメロディーのナンバーで台詞劇の様なミュージカルドラマに仕上がっています。
出演者にひとりも下手な人が居ないのも完成度の高い舞台になっている要因。
ご愛敬・七光り・宣伝用のキャストが居ないのです。
又 大人の演技・歌唱力を圧倒する子役たちが素晴らしい。
ジェーン・エアの子役増田桜美ちゃん・アデール役の加藤ゆららちゃんが特に素晴らしい。
この10代のダイヤモンドの原石女優達の今後の活躍が楽しみです。
しかしゆららちゃんに桜美ちゃんなんて、そのまま宝塚でも通じるよう可愛いお名前です。
ブランチ・イングラムを演じるオペラ歌手幸田浩子さんと松さんの「やさしい朝の光」は
にはうっとり聞き惚れてしまいました。
舞台前半、幼少期のジェーンが演じている間も語り手として舞台に出ている松たかこさん。
本当に出ずっぱりなのです。膨大な台詞量も平然とこなし、ニヤッと笑いながら橋本ロチェスターに嫌味や意地悪をいう松さん・・・本当に素敵な女優さんになられましたね・・・余裕ありすぎ・・・
個人的には橋本ロチェスター公が、ジプシーの占い老女に化けての裏声で歌うシーンが、好きなんですが・・・
重く暗いシリアスな芝居と思いきや観劇後は、ある種の爽快感と元気がもらえる素敵なミュージカルです。
「生きることは信じること」「人を許す力」・・・混沌迷走中の現代には、難しいテーマですが、
決して忘れてはいけない人間として生きて行く上で、永遠の課題です。
改めて原作の素晴らしさを感じた作品です。
アンコールでも松さん大活躍! 男前の松たかこさんに乾杯です!

ミュージカル ジェーン・エア
2009年9月1日~9月29日 於:日生劇場

越路吹雪さん。劇場ロビーのお写真と目が合ったので!日生の女神様ですね!

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ミュージカル 「シラノ」

 小雨降る日曜日、今日は、日生劇場にミュージカル「シラノ」を見に行きました。

日生劇場1.jpgさすがにマスクをなさっているお客様が多くビックリしました。日生劇場入口を通過すると、なにやら 無味乾燥な看板が・・・そうです新型インフルエンザ対策ですこの看板の下にはポンプ式の消毒液が備えられていました。

日生インフルエンザ3.jpgさて今回のミュージカル「シラノ」は、ブロードウェイミュージカルで「ジキル&ハイド」送り出した   レスリー・ブリカッス氏とフランク・ワイルドホーン氏が手がけた新しいミュージカルです。        この日生劇場での初演が世界初演となる記念すべきミュージカル。 近年の芝居観客・劇場を訪れ人の8割以上が女性のようですが、このミュージカルこそ世の中の男性に見て頂きたいお勧めのミュージカルだと断言いたします!鹿賀丈史さん演じる「シラノ・ド・ベルジュラック」文武両道で、騎士で詩人、勇敢で繊細、孤独でロマンティストで男義のある高潔な男性。100人の敵に一人で挑み、高貴な精神で媚びることを嫌い自由で、いまわの際まで誇り高き男・・・理想の男性です。生き様も死に様も格好良すぎてせつない・・・・完全に恋に落ちてしまいました。鹿賀シラノに!又シラノの数少ない良き理解者、無二の友人を演じる 「ル・ブレ」役の戸井勝海氏と「ラグノー」役の光枝明彦氏のお二人が余りにお上手。本日のクリスチャンは、中河内雅貴君。綺麗です。さすがにダンサー出身だけあって動きも立ち方も笑顔も美しい。歌は今ひとつでしたが、磨きがいのある役者さんです。浦井健治くんで見てしまうとあまりにもエリザベート色が強くなるかな~と思い中河内君でチョイスしてみました。シラノの従妹で彼が生涯愛した美しい女性「ロクサーヌ」を演じる浅海ひかるさんは、本当に美しい女優さん。あのお顔の小ささとお首の長さでどんなドレスもお似合いです。確実に「エリザベート」の時より歌も演技もPOWERUPされていました。喪服姿のロクサーヌと教会に訪ねてくる鈴木綜馬さんの「ド・ギッシュ伯爵」が並ばれると完全にエリザベートの皇帝陛下とエリザベートとダブります。浅海さんほど喪服のお似合いになる美しい女優さんはいらっしゃらないかも?気高く慈悲深い素敵なロクサーヌでした。

シラノとロクサーヌが懐かしい想い出を歌う「SUMMERTIME IN BERGERAC」陽気で勇者ガスコン青年隊の「THE GASCONS」 は、ちょっとレミゼの学生達に似て素敵!シラノとクリスチャンの二人で歌う楽しい「THE PERFECT LOVER」 ロクサーヌがシラノを思い歌う「NO FINER MAN」は感無量です。心に残る沢山のミュージカルナンバーが聞けます。

日本の武士道に通じる魂を持つ誇り高き鹿賀シラノに拍手喝さいです。一世一代です!      「ジキル&ハイド」に続く鹿賀さんだけが演じられる「シラノ」の再演を期待して・・・。

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