2010年5月アーカイブ

レベッカ

土曜日は、帝国劇場にて「レベッカ」を鑑賞する。出掛けにバッグを変えたらカメラを忘れてしまいました。久しぶりに携帯で撮影。入場後ロビーにあまり活気が無いのが気になりました。
レベッカ1.jpg後方に空いているお席も目立ち残念です。本もイギリスの女流作家ダフネ・デュ・モーリアのしっかりしたものです。ヒッチコックが映画化した作品でもあります。2年前にシアタークリエで初演。
今回は帝劇に場所を変えての再演でした。セットも衣装も豪華、影の主役である「ダンヴァース夫人」もシルビア・グラブさんと涼風真世さんのWキャストになりました。私は初演と同じシルビア・グラブさんのダンヴァース夫人をセレクト。クリエでは、10人編成のオーケストラが、フルオーケストラになってました。ウィーンミュージカルのゴールデンコンビ、クンツェとリーヴァイの独特な世界・美しい楽曲がさらに厚みを増し楽しむことができました。ただ個人的にはクリエサイズの箱の方が、このミュージカル・サスペンス「レベッカ」には合っているのではないか?舞台設定もモンテカルロのホテル内・マンダレイの屋敷内と室内が多いことも有り・・・狭い所に住んでいる私には広すぎた???
マキシム役の祐一郎様が歌うナンバーは難かしいものが多く彼だからこそ安心して聞ける。
もちろん満足のいく舞台でした。存在のみえないレベッカの影のダンヴァース夫人。無表情で冷たく圧倒的なシルビア・ダンヴァースの歌唱力・・・深く低く音域の広さに感動します。底知れぬ怖さがある彼女が本当の意味での主役です。燃え落ちるマンダレイの館の中で一度だけ笑うダンヴァース夫人の映像だけが残った。物語と違い明るく楽しいカーテンコール。祐一郎さんとちひろさんが笑いながらクルクル廻りながらアンコールに応える姿が微笑ましかったです。
レベッカ3.jpg今年の帝劇は、「レベッカ」「エリザベート」「モーツァルト」とクンツェとリーヴァイのウィーンミュージカルが続きます。楽しみです。今年はあと何回通うのだろう~?楽しみです。
レベッカ2.jpgレベッカ
2010年4月7日~2010年5月24日
帝国劇場 東京都千代田区丸の内3-1-1 TEL03ー3213-7221

新橋演舞場 五月花形歌舞伎

歌舞伎座閉場式から1週間後の本日七日新橋演舞場にて「花形歌舞伎」を鑑賞いたしました。

五月花形歌舞伎3.jpgお天気は、雨模様でした。歌舞伎座閉場後、若手が頑張っていました。建替えのため一時休場となる歌舞伎座に代わり、新橋演舞場が歌舞伎のメイン劇場となります。劇場正面に櫓が、お目見えしました。芝居小屋の櫓は、江戸時代には幕府公認の劇場である証です。

新橋演舞場櫓登場.jpgその伝統と誇りを受け継ぎ、新橋演舞場85年の歴史の中で初めて登場した櫓には、新橋演舞場の座紋「雪月花」(せつげつか)が鮮やかに染め抜かれています。
満員御礼の歌舞伎座の熱気に慣れていたせいか、空席も目立ち、ちょっと淋しい感じがします。

本日夜の部の演目は
一、一谷嫩軍記
  熊谷陣屋(くまがいじんや)
            熊谷直実  染五郎
             源義経   海老蔵
              相模  七之助
             藤の方  松 也
          梶原平次 景高  錦 吾
             堤軍次  亀三郎
           白毫弥陀六  歌 六

二、うかれ坊主 (うかれぼうず)
            願人坊主  松 緑

三、歌舞伎十八番の内
  助六由縁江戸桜(すけろくゆかり のえどざくら)
  三浦屋格子先より   水入りまで            
            花川戸助六  海老蔵  

御名残り四月大歌舞伎で、伯父上である吉右衛門さんが演じられた熊谷直実を染五郎さんが熱演されていました。染五郎さんの初役ですが、金太郎ちゃんのお父さんでいらっしゃる彼が、我が子討った悲しみ、武士道を貫いたにも拘わらず虚無感に苛まれ武士を捨て出家する難しい役です。発展途上の染五郎さんの熊谷直実は、これからが楽しみです。

歌舞伎座さよなら公演の最後、第三部は団十郎さんの花川戸助六でした。有終の美を飾ったあの雄姿が目に鮮やかに残っている。その残像が消えない内に見たかったご子息海老蔵さんの助六です。しっかりお父様から継承されたお家芸。水入りまで演じるのは22年ぶりとか? その心意気が、演じる海老蔵さんと助六が重なり合う。立って良し座って良しずぶ濡れも良しの男伊達です。スピード感ある艶っぽい海老蔵さんの助六にうっとりです。
濡れ鼠になった助六を打掛の裾に囲った揚巻が助六はここには居ないと言い放つ時の女義?
女伊達が格好良い!まさに粋な江戸の男と女です。
五月花形歌舞伎2.jpg
五月花形歌舞伎
平成二十二年五月四日初日~五月二十八日千秋楽
新橋演舞場 東京都中央区銀座6-18-2 TEL03-3541-2600


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