2009年12月アーカイブ

シェルブールの雨傘

今年最後の舞台納めは、日生劇場での「シェルブールの雨傘」です。 宝塚退団後はじめての舞台となる白羽ゆりさんが、カトリーヌドヌーブが演じた「ジェヌヴィエーヴ」を演じると言う事で楽しみにしておりました。今も昔も1番好きな女優さんは、カトリーヌ・ドヌーブ」です。年齢を重ねる毎に豪華で存在感のある素敵なフランスを代表する大女優!

シェルブール1.jpg映画「シェルブールの雨傘」はリアルタイムでは見ておりませんが、今年初めに渋谷でデジタルリマスター版の上映があり通ってしまいました。ジャック・ドゥミ監督の「戦争の影に脅かされる儚いラブストーリー」をミッシェル・ルグランの美しいメロディが胸を打つ普及の名作です。
舞台ではどんな風になるのかな~と期待でいっぱい。話の流れはほとんど映画のままでしたが、あの謝珠栄演出で、名作映画のイメージを損なわずに、より人間ドラマとしての厚みを加えた舞台に仕上がっていました。
シェルブール2.jpg井上芳雄君は初恋にのめりこむ優しい若者だったギイが、過酷な戦いと失った恋の痛手で荒む姿を演じて迫力を感じさせる。歌唱はドラマティックで、戦闘のなかでジュヌヴィエーヴへの愛を叫ぶソロは圧巻。エリザベートでルドルフを演じていた青年は、成長をしていますね・・・。
又 音域が広がりソプラノに伸びがあるジュヌヴィエーヴ役の白羽まりさんは、16歳から妊婦姿、子持ちの人妻というプロセスを自然に演じ分け、見事な歌唱力でした。謝先生が演出と言う事もあり 今回も場面から場面を繋ぐダンサーたちのレベルの高さや、ダンスとマイムで演じられる市井の人々の日常が、メインストーリーに陰影をつけ、さまざまな人生への視点を浮かび上がらせています。出会いのシーンで、雨の降る中ギイがジュヌヴィエーヴに渡す・・・ギイの傘はアンサンブルが演じる様々な人達の手に渡って行き、最終的にはギイの手元に戻ってくる。それぞれの人生や愛が傘によって表現されています。2009年LASTを飾る舞台には最適でした。
1月3日に歌舞伎座初日観劇からはじまった今年の舞台・・・最後は、ミュージカル「シェルブールの雨傘」でした。又来年も素敵な舞台・作品との出会いがありますように・・・と願っております。


ミュージカル「シェルブールの雨傘

《東京公演》2009年12月5日(土)~12月28日(月)、日生劇場
《大阪公演》2010年1月14日(木)~17日(日)、シアターBRAVA!


CATS YOKOHAMA

年末のお芝居鑑賞が大好き。街や人がいつもより慌ただしく動いている中、ちょっと優越感にも似た珠玉の時間が過ごせる気がして・・・。今日は友人に誘われて「キャッツ」横浜公演に出かけました。
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2009CATS2.jpg1983年・・・今から26年前に新宿に突如現れた不思議な「キャッツシアター」に母親に連れて行ってもらいました。その時のグリザベラは久野 綾希子さん。華奢な身体で朗々と歌う「MEMORY」と握手をして頂いた小さく柔らかな手の感触に感激したことを鮮明に覚えている。
その後は東京・札幌・海外でも見る機会が多く直近では、「キャッツシアター五反田」で鑑賞をしたのが最後。今回は、ステージそのものも楽しみですが、新しく横浜の地に完成した御手洗会長のキャノンが、スポンサーに付いた劇場が見たい。シアターは猫の集会所の設定。よってゴミに囲まれた劇場です。
しかし、ここで見所なのは、ご当地にちなんだゴミがあちこちに見え隠れしているのです。
ゴミの中には、「マリノスのサッカーボール」や横浜名物のあの空き箱やら・・・。開場と同時に入場して劇場のゴミ散策をするのもとても楽しい。五反田より見やすい感じがしました。全席1階の解放感のある場内で、1歩踏み入れた瞬間から、そこは臨場感溢れる"キャッツワールド"です。海が近くというのも気持ち的には随分違う・・・。猫になれそうな劇場です。
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2009CATS4.jpg友人は「コリコパット」役の花沢君という役者のファンです。本日18日は彼のお誕生日と言う事での観劇でしたが、残念ながらお目当ての花沢君は只今大阪で「ウィキッド」に出演中です。私は、それなりに楽しめましたが・・・。26年の月日の経過で、感じた事は、まぁ役者さんのスタイルの変化というか・・・。足の長さ、しなやかさ・・・。全員全身猫の格好=タイツなので誤魔化しがききません。とにかく格好が良いです。そして国外戦力の圧倒的追加と充実を感じました。役者さんたちが中国や韓国ご出身の方が沢山ご活躍をされていることにビックリ。いろいろな意味で、ロングラン公演にグローバル化を感じました。次回はあの前列の廻るお席で見たいです!!
同年代の荒川務君がまだ現役でご活躍中と言う事にもビックリです。心よりエールを送ります。

CATS 横浜公演
2009年11月11日開幕~ロングラン公演
キャノンキャッツシアターー
神奈川県横浜市西区高島1-2-3 TEL03-5776-6730(劇団四季東京公演本部)  

3億ぽっちでどうなるもんかよ

劇団NLTダッシュ公演「3億ぽっちでどうなるもんかよ」をダッシュで見て来ました。
劇場は、銀座みゆき館です。喫茶店には寄った事がありますが、劇場があるとは・・・

3億円1.jpg
今日は、朝から野暮用が多く帰宅したのが正午。電話で当日券の空席の有無を確認すると
補助席なら有るとのことで、明日までの公演。明日は、帝劇で「パイレート・クィーン」を観劇予定。
今日しかNLTも見る日が無い。しかも本日6時から代官山で忘年会。
悩んでいる暇はない。人生ホント短いから下手な躊躇は不要。行動あるのみ。
本能で動くタイプ?行って良かった・・・小さな銀座みゆき館劇場は先着順で、普通のお席に
ご案内してもらえました。しかも前から3列目通路側。ラッキーでした。

3億円2.jpg劇場に入るとNLTの役者さんが、席へ案内をしてくれました。
手創感のある演出です。STORYは、30歳過ぎで、無職のサムとポールは、同じ屋根の下に暮らす二人。職は無いけれど、夢も憧れも突拍子も無い発想も持っている明るい二人。絶対に派遣村には居ない様な滑稽で憎めない二人が巻き起こす銀行強盗の話なんですが、心底悪党が一人も出てこないお話です。
無職の二人も強盗に入られた銀行支店長も警官も未曾有の不景気に悩みを一杯抱えながら一生懸命生きている同じ人間なのです!時代を超え国を超え大変共感できるお芝居です。
緞帳もない小さな劇場で、舞台転換も研修生の役者さんが無言で登場し素早く転換する。
観劇後は元気がもらえ思い出し笑いさえ出てくるお芝居でした。これぞコメディの基本です!
若手俳優に混じりベテラン俳優の川端槇二さんの余裕のある演技が芝居を引き締めてくれます。

3億円3.jpg
師走に銀座で1000円で見れるお芝居って凄くないですか?
これが道に出ていた立て看板です!全て手作りです!昨日は、満席御礼が貼られてました。

銀座の師走エンターティメントに「劇団NLTダッシュ公演」を定着させて欲しいです。
劇中での、アナトール役の海宝弘之さんのギター演奏は素晴らしいですよ。
さすがマンドリンプレイヤー。
小さい劇場空間でのライブ演奏・・・お得感もばっちりで心ホカホカで、大変素敵な舞台でした。
もちろんプログラムも手作りで無料でした! NLTのお芝居は、いつもおもしろい 
コメディルネッサンスです!

3億円4.jpg3億円ぽっちでどうなるもんかよ
2009年12月9日~12月13日
 銀座みゆき館劇場

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