2009年11月アーカイブ

グレイ・ガーデンズ

今日は、シアタークリエにミュージカル「グレイ・ガーデンズ」を見に行きました。

グレイガーデンズ1.jpg劇場前に「満員御礼」の札が出ていてびっくり!東京公演満席で立ち見が出ている事を
帰宅後知りました。
予備知識もなく吉野圭吾さんが出演するということだけで切符を購入していたので
慌てる事が多かったです。
お席も前から7列目でしたので、舞台と客席がとても近く感じられました。

グレイガーデンズ2.jpg今年は「スーザン」以来かしら?
至近距離でのベテラン女優草笛光子さんと大竹しのぶさん扮する親娘の丁々発止のやり取りは
迫力もあり息を飲む。
物語自体は、大変ヘビーなのだが、どこかしら滑稽で人間的!これは演出家の愛情の賜物?
ドキュメンタリー映画を元に作られた本作は、家柄と富と名誉と才能と美貌に恵まれた実在の親子(母と娘)が、後年スキャンダルとなりながらも荒んだ屋敷で、愛憎半ば、共依存しながら暮らす様子をフィクションと事実を組み合わせて普遍的な?母娘の物語として描いた異色作。
本当に不思議な作品です。
グレイガーデンズ3.jpg
作品の素晴らしさは判るのですが、好きか嫌いかと問われたら後者であろう。
どうも我が家も家族形式がまさに母娘なので、鑑賞中実生活とダブりせつなくなってしまう。
お客様の年齢層が高くてビックリです。
我が家も一卵性母娘といわれますが、母と娘の関係はなかなか難かしい。愛情もあるけど嫌悪感もある・お互いが鏡のような存在だから反発もする・同調もする。複雑だが、結構楽しくもある。
富や名誉がなくても上流階級じゃなくても、どちらのお宅にも混乱・破たん・不幸・・・でもなんとかなっている=調和=グレイ・ガーデンズは存在するのであろう。

WOWOWで「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」を12月20日に上映されるらしい。
日本初公開です。要チェックです!
もう一度日本で、舞台と映画を見てからじゃないとブロードウエイで見てもきっと理解が出来ない情けない私です。
終演後も昨晩見た映画「This is it」のMJの残像が脳裏に焼き付き「OFFTHEWALL」を口ずさんでいた。
亜門さんごめんなさい!

ミュージカル「グレイ・ガーデンズ」
ブロードウェイでミュージカル化され、2007年トニー賞3部門
(ミュージカル主演女優賞・ミュージカル助演女優賞・ミュージカル衣裳デザイン賞)
シアタークリエ 11月7日~12月6日



冷たい雨の降る中帝国劇場「レ・ミゼラブル」千秋楽へ行きました。
正式な千秋楽は明日20日昼の部ですが、岡ジャベールを始め今晩の出演者の千秋楽です。

2009年11月19日夜1.jpg
お席は、もちろん満席。お客様は永年のレミゼファン・役者さん・元宝ジェンヌ・関係者が、レミゼファンに混じり多くいらしてましたね~。俳優山崎努さん他・・・皆様最後までじっと眼を凝らし舞台を見ていました。
初回より見て来たレミゼ・・・何回か千秋楽にも足を運んだが、2009年11月19日夜の部の
千秋楽は一生忘れられない特別な千秋楽となった。

2009年11月19日夜3.jpg終演後、テナルディエ役を勤めた駒田一さんが司会となりプリンシパル・アンサンブル総勢31名の自己紹介・役名・感想を含むご挨拶を述べてくれたのです。
小学校時代に初めてレミゼを見てこの舞台に立ちたいと頑張った若き女優さん・感極まって言葉の出ない女優さんもいらした。後ろに控えるベテランプリンシパル達から「頑張って!」の声が掛る。本当に暖かいカンパニー。
レミゼ公演中に逝去された森繁久弥さんへの哀悼のメッセージもございました。ご存知、森繁さんはこの帝国劇場の舞台で「屋根の上のバイオリン弾き」で、900回の長きにわたってユダヤ人・テヴィエ役を演じ、彼の代表作となりました。又14日に急逝した大浦みずきさんもテナルディエの女房役で元気良くレミゼの舞台に立っていました。共演した岡幸次郎さん・森久美子さんは、涙ながらに天国の彼女へ話しかけていらっしゃった。本田美奈子さんのお話もでてました。
観客席からすすり泣き・嗚咽も聞こえてくる。劇中感動の涙から彼等の功績を讃え、ご冥福を祈る涙に変わっていました。本当に特別な千秋楽となりました。
20年も続くミュージカル「レ・ミゼラブル」には沢山の出来事がありましたね。
でも世代を超え、悲しみを超え、大切な人に伝えて行かれる素晴らしいミュージカルだと心から思います。世の中がインフルエンザで蔓延の中、舞台に立ち続けるための体調管理や緊張の日々は、はかり知れません。この31名の役者・オーケストラ・裏方のスタッフの皆様に心よりエールを送ります。素晴らしい感動をありがとうございます。
劇場を出ると雨が上がっていました。
帝国劇場入口には今秋、文化功労賞を受賞された岩谷先生への御祝が掲示されていました。

2009年11月19日夜2.jpg
2009年 ミュージカル レ・ミゼラブル
帝国劇場 
2009年10月6日~11月20日 上演回数2481回

新橋演舞場 花形歌舞伎

11月1日(日)大安 今日は新橋演舞場 花形歌舞伎 夜の部へ足を運びました。

花形歌舞伎1.jpg
今月は、歌舞伎座で「仮名手本忠臣蔵」を楽日に通しで見る予定です。
初日は、演舞場にて若手の歌舞伎を楽しむ算段です。

花形歌舞伎2.jpg

夜の部演目は、

一、通し狂言 三人吉三巴白浪 (さんにんきちさともえのしらなみ)

  序 幕 大川端庚申塚の場  
  二幕目 割下水伝吉内の場   本所お竹蔵の場   
  三幕目 巣鴨吉祥院本堂の場  裏手墓地の場  元の本堂の場   
  大 詰 本郷火の見櫓の場

二、鬼揃紅葉狩 (おにぞろいもみじがり)

いずれも平成二十一年度文化庁芸術祭参加作品です。
何より嬉しいのは、大好きな演目「三人吉三巴白浪」を通しで見れること。
長い作品の一部だけを観る「見とり狂言」とは違い首尾一貫した芝居の醍醐味を味わう事が
出来ます。初日なので、役者さんの奥様・お母様等ご家族の方がご贔屓様にご挨拶をなさる姿を
拝見出来るのも初日ならではの楽しさです。
お嬢吉三を熱演された菊之助さんのお母様の富司 純子様が終演までいらっしゃいました。
本当に美しい親子さんです。菊之助さんの艶やかな女形はお母様にそっくりです。
河竹黙阿弥の白浪(盗賊)物の名作を、お嬢吉三に菊之助、和尚吉三に松緑、お坊吉三に愛之助という充実の配役で大満足の舞台。名前に「吉三」とつく三人の悪党に名刀庚申丸と百両のお金にまつわる入り組んだ因果話。悪党だけれども、義理人情に厚く、潔い散り際・・・。
理想の男性像なのだが・・・深刻な悲劇ですが、ヒーローではないアウトローな三人に同情同感を
抱いてしまう。
初演から150年が経つ河竹黙阿弥の「三人吉三巴白浪」は、現代でも溌剌とした大作です。
美しい七五調の台詞を昔、暗記しました。
お嬢吉三 菊之助さんの名台詞・・・初日にしては良い出来でした! さすが音羽屋!
月も朧(おぼろ)に 白魚の
篝(かがり)も霞(かす)む 春の空
冷てえ風に ほろ酔いの
心持ちよく うかうかと
浮かれ烏(からす)の ただ一羽
ねぐらへ帰る 川端で
竿(さお)の雫(しずく)か 濡れ手で粟(あわ)
思いがけなく 手に入る(いる)百両
(舞台上手より呼び声)御厄払いましょう、厄落とし!
ほんに今夜は 節分か
西の海より 川の中
落ちた夜鷹は 厄落とし
豆だくさんに 一文の
銭と違って 金包み 
こいつぁ春から 縁起がいいわえ

役者を変え、季節を変え(ベストシーズンはやはり節分前夜ですかね?)、何度見ても飽きる事の
ない「三人吉三巴白浪」は、日本が誇るエンターテインメントです。

又「鬼揃紅葉狩」は、ジャストシーズン。舞台で、戸隠山の紅葉を綺麗な鬼達と一緒に楽しめます。
亀治郎さんが、伯父様である市川猿之助さんの演出で、戸隠山の鬼女を熱演されてます。
音楽も三方掛け合いで豪華です。迫力のある舞台でした。
若手が頑張る熱気溢れる演舞場花形歌舞伎でした。

花形歌舞伎3.jpg
来月12月は、新橋演舞場は、舞台機構整備のため1カ月休館です。

今日が、今年最後の新橋演舞場観劇となりました。 寂寞感を胸に帰宅の途につきました。

新橋演舞場花形歌舞伎
初日 平成21年11月1日 ~ 千秋楽 平成21年11月25日


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