2009年7月アーカイブ

東京會舘ミュージカルサロンVol.19

今日は、東京會舘で、「石川 禅&吉野 圭吾ミュージカルサロン」に出かけました。
只今 帝国劇場で上演されていますミュージカル{ダンスオブヴァンパイア」にご出演の
お二人が、昼の部を終え、ここ東京會舘に駆けつけて下さいました。

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まだ日差しが、眩しい内から、フレンチを頂くのも少々気がひけますが、美味しく頂戴致しました。
お食事のテーブルの上には、お二人への質問用紙が置かれていました。
お食事終了後19時半位からお二人が、登場されてトークと歌のショーです。
もちろん登場の曲は、「ダンスオブヴァンパイア」のオーバーチュアです。
赤い怪しい照明に変わりがらりと会場の雰囲気は一変しました。
吉野さん・禅さん・司会の山内さん登場。
吉野さんの「葬送のタンゴ」・禅さんの「なだそうそう」で、幕開けです。
山内さんの名司会で、「素」のお二人を拝見することが出来ました。
お二人の出会い・昨年のシアタークリエ「レベッカ」で共演された二人、楽屋も同じで裏話暴露。
現在の舞台「ダンスオブヴァンパイア」での小道具のお話
禅さんの教授の衣装は、市村さんが使われていたものを着用されている とか
汗かきの禅さんのかつらの汗どめの秘密
吉野ヘルベルトのおみあしのお手入れ うさぎは何匹?ミュージカル大好き・ヴァンパイアマニア
ファンには、たまらないお宝話です。
そしてお互いの好きなところを3つあげて!は大爆笑でした。
東京會舘ローズルームに51卓までテーブルがあったのでは?
500人以上の二人のファンの聞きたいこと・知りたいことを上手に聞き出してくれる山内さんの
司会は、お上手でした。
ともすると能力もなく必要以上に華美で、汚い日本語でテレビ画面に登場するアナウンサーより遥かに素晴らしかったです。間の取り方、きちんと相手のことを待つ、言葉少なめですが
美しい日本語・決して固くならない会話。
彼らの舞台を含め沢山の舞台をご覧になっている経験値からの愛情あふれる司会ぶりが、
冴えてました。
エンディングの曲は吉野さんは、オープニング同様ジャックブレルから「絶望した人々」
禅さんは、ジキルとハイドから「This is the Moment」 豪華でした。

今月再度帝劇に「ヴァンパイア」を見に行きますが、違った感動を得られそうです。
楽しく美味しく心もお腹も大満足の素敵な真夏の夜でした。

頂いたMENUは・・・



七月大歌舞伎座

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土用の丑の日・鰻の日に歌舞伎座夜の部へ出かけました。

今月は、昼夜 玉三郎さん・海老蔵さんという豪華美男美女のご出演で切符が、
連日の満席・補助席の売り出しで入手困難だった様です。

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七月歌舞伎座3.jpg歌舞伎座も閉館まであと286日を切りました。夏の強い日差しに照らされている

このカウントダウンボードも日が短くなる頃には、様相も淋しくなるのでしょう。

 

七月大歌舞伎 夜の部の演目は

 

一、夏祭浪花鑑

(なつまつりなにわかがみ)

 

一、天守物語

 (てんしゅものがたり)

 

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昨今、シアターコクーンで、夏祭浪花鏡を見ることが多く、勘三郎さんの団七と

笹野高史さんの義平次・橋之助さんの徳兵衛のイメージから抜け切れない。

しかし今回の海老蔵さんの団七九郎兵衛は、男前でした。

花道を行く彼の膝から下の筋肉の動きの綺麗なこと・・・。

髪や髭が伸びた囚人姿から釣船の三婦が用意してくれた首抜きの浴衣への颯爽とした姿に変わる場面は女性客の感嘆のため息とざわめきが・・・。

男気・任侠・男伊達を大切にする浪花の男たち・・・。

そんな男を亭主に持った女房も一筋縄ではいかない肝の据わった女達だ。

又大詰で団七が、舅義平次殺しの場面では、海老蔵さんの見得が決まっています!

海老蔵さんの団七九郎兵衛・獅童さんの徳兵衛・徳兵衛の粋な女房お辰には勘太郎さん。

江戸前の若い役者の躍動感が冴える上方狂言「夏祭浪花鏡」に一瞬の涼を感じました。

 

天守物語.jpg

 本日のお目当ては泉鏡花の戯曲の中で高い人気を誇る名作「天守物語」です。

 

イヤホンガイドを借りても一番説明が少ないのが泉鏡花の作品です。

その昔 日生劇場でこの作品を拝見したときよりも深い鏡花の世界に

浸れるのは、長年に亘って難解な泉鏡花の作品をこなし、研究し経験値から成る技と

玉三郎様の美学、崇高な美意識が、演出の素晴らしさに現れています。

とにかく日本語が綺麗なのです。台詞が全て詩のようで、抑揚のある語り口で

進みます。

天守物語の幕は晩秋、童や侍女たちが白露を餌にして秋草を釣るという美しい場面

から始まります。

懐かしい「とおりゃんせ」のどこかもの悲しい歌声から、鏡花の音の世界に誘われて参ります。

播州姫路にある白鷺城(姫路城)の天守閣最上階に異型の者たちが住むという伝説を

基に泉鏡花は、美しい異型の者たちと現世に住む人間の恋の物語を描きました。

美しい玉三郎富姫の元へ空を飛んで訪ねてくる中村勘太郎演じる亀ヶ城の亀姫。

亀姫から富姫へのお土産は、血のしたたる生首。その血を門之助扮する舌長婆が、

シュルシュルと自慢の長い舌で舐め綺麗にする。そんな生首を前にして

「美味しそうだわね~」と微笑みあう二人の美しい姫・・・こうして文章にすると

なにやら凄惨な場面に思われますが、サロメとは違い可笑しく上品かつ妖しい幽美な場面=鏡花の世界なのです。

 

白鷺城の天守閣最上階に住む玉三郎さん演じる富姫のもとへ海老蔵さん演じる下界に住む人間、図書之助が上がって来ます。天守にいる異型の富姫は、下界の人間の物欲や醜さを罵倒するような強気の姫様。

図書之助に恋をして、自身の心を顕にしていく富姫は、素直で非常に可愛い潔癖な

女性です。鏡花は、潔癖で無垢な自身の理想の女性像を富姫に重ねたのだと

思います。玉三郎さんの発する言葉のひとつひとつが丁寧で美しい。

そして所作の全てが動きが流れるようにしなやかで美しいのです。

玉三郎さんが創る泉鏡花の世界に触れる事が出来て幸せな一日でした。

 

COCO

昨日は、ルテアトル銀座へブロードウェイミュージカル「COCO」を鑑賞致しました。

先週拝見した大地真央さんのシャネルとは、又違う鳳蘭さん演じるシャネルです。

 

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幕は1953年の秋。パリのカンボン通りにあるシャネルのサロン。

引退生活を送っていたCOCOは15年の沈黙を破りカムバックを決意する

場面から始まる。長年の側近からも「もはや貴女のモードは時代遅れだ!」と

反対されるが、70歳になったシャネルの再起の決意は固い。翌年のパリコレは、散々な結果に終わり各メディア・新聞社は、COCOに酷評を浴びせる。

とにかく台詞の量の多さにビックリするが、還暦を過ぎた鳳シャネルは、見事にこの役をこなす。等身大の晩年のシャネルを見ているかのように、まさにはまり役。

威厳があって強くて絶対に弱みをみせないCOCO。どんな逆境にあっても自分を

信じ「モード、それは私だ」と言い切ったCOCO!媚びない女性C0C0!

恋多き女性でしたが、常に仕事を優先させ生涯独身マドモワゼルだったCOCO。

働く女COCOが作った働く女の為の無駄な装飾のない機能的なスーツ。

でも誇り高いCOCOは機能的なスーツにもエレガントな要素は忘れない。

これが、シャネルスーツの誕生です。

「時代遅れ」「古臭い」とパリモードでは、叩かれたシャネルを救いシャネルの

スタイルを求めたのは働く女性の先進国=アメリカでした。

アメリカで賞賛を浴びたシャネルをパリモードも認めざる得なくなります・・・。

強い女性は、好んで強くなったのではない。生まれた環境・家族・甘くない人生・・

全てがそうさせたのでしょう・・・。

鳳シャネルが劇中で歌う「真珠の輝きの中に隠された涙を誰も知らない」は、涙を誘います。本当に鳳蘭さんが、シャネルにだぶってしまいます。切ない・・・。

このミュージカルは「COCO」は人間劇。

今 大変な時代だからこそ見たいミュージカル「COCO」

だって21世紀の「はたらく女」は、みんなシャネルの娘たちなんだから

鳳シャネルが、舞台から客席に訴えたこの台詞に頷いた全女性に心からエールを

おくります。頑張れ!私たち!

このカンパニーでの再演を望みます。

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自分と同じ星座で同じ血液型のシャネルにある種の畏敬を感じながらも

もう少しシャネルの事を知りたくなりました八月八日からは映画「ココシャネル」が上演されます。

こちらはシャーリン・マクレーンがシャネルです。今から楽しみです

 

ガブリエル・シャネル

本日は、新橋演舞場に大地真央さん主演の「ガブリエル・シャネル」を観劇に行って来ました。今年はシャネルのサロンが設立100周年との事で沢山メディアに

取り上げられていますね。

CHANEL」は1909年に創立したフランスのブランドです。
創立者は、大地真央さん演じるガブリエル・シャネル(Gabrielle CHANEL)。

ちなみにガブリエルは旧約聖書にその名があらわれる天使。

聖書においては「神のことばを伝える天使」という意味だそうです。

 

新橋演舞場.jpg  

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ガブリエル・シャネルは1883820日、フランスのオーベルニュで生まれる。

15歳の時母親が他界し、孤児院や修道院で育つ。愛称は「ココ・シャネル」

貧しいお針子からトップブランドの創立者に登りつめ、妥協せずに媚びることなく

前向きに生きるガブリエル・シャネル・・・二度の世界大戦を経験し激の時代に

洋服を通し女性の解放を訴え、大切なものを失い傲慢なまでに生き抜く気高い女性

シャネルは、大地真央さんに共通点も多く大変楽しめました。

クレオパトラ・マリーアントワネット・スカーレット・紫式部と彼女の舞台を見ていますが全ての役をクリア出来る女優さんなんだなぁ~と今回再度認識致しました。

劇中場面で12歳の少女時代のシャネルが登場するのですが、まさかご本人自らが演じるとは思いませんでした。でも違和感無く可愛い!そして幕は進み15年の沈黙を破りパリでのコレクションを再会し失敗する71歳のシャネル・・・

階段の上り下りも良く研究され真央さん71歳になりきっていました。ご立派です。

森田氏と再婚され益々美しい輝きを放つ真央さんのガブリエル・シャネルは、素敵です。

一生懸命彼女をエスコート・サポートし1番の理解者であり恋人のアーサー・カペルをあのタッキー&翼の今井翼君が演じているのですが、真摯な取り組みが伝わって来てなかなか素晴らしい出来です。去年・一昨年と日生劇場で彼のステージを拝見しているが、ダンスや歌だけではなく可能性を秘めた素敵な翼君でした。

真央シャネルより、かなり年下の恋人アーサーですが、違和感が無いのはやはり真央さんの可愛さ美しさそして実生活からの経験値なんでしょうか?

アントワネットの時同様ヘアメイクはあの嶋田ちあき氏です。このあたりも大変楽しめます。

もうひとつの見所は、シャネルの親友「ミシア」を演じる高橋恵子さん。

妖艶な社交界を仕切るマダムを演じていらっしゃいます。

黒の扇の使い方が綺麗です。エリザベート王妃とはまた一味も二味も違います。

19世紀の貴婦人の大切なアイテムを上手に使いこなし劇中で歌われるシャンソン

なかなか聞かせますよ。

シャンソンはやはり粋も甘い経験した女性が歌うのが1番心に沁みます。

 

シャネル緞帳.jpg

  席に着き1番感激したのは、この美しい金色のデコ模様の緞帳です。

新橋演舞場にアールデコの緞帳。舞台美術は妹尾河童氏です。

 

現在テアトル・銀座では、ブロードウェイミュージカル「COCO」鳳蘭さんがシャネルを演じています。来週は鳳シャネルを見に行きます。

いずれにせよ宝塚ご出身の二人の大女優のシャネルは、見逃せません。

特にシャネルと同じ獅子座で、AB型でマドモワゼル?の私としては必見です。

謎が多く伝説のガブリエル・シャネルは、国を越え、年齢も関係なく全世界の女性

とって特別な存在である事は間違いないでしょう。

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